海外旅行に行く時に多くの現金を持っていくのは不安だと思います。
日本と違って治安が悪い場所はたくさんありますので、現金をたくさん持っていると引ったくりや強盗のターゲットにされやすくなってしまいます。

そこでおすすめと言いますか、すでに多くの外国人観光客が実行しているのがクレジットカードによるキャッシングです。
この機能を利用すれば海外のATMで現地通貨を引き出すことができますし、為替手数料はマネーチェンジャー(両替所)を利用するよりもずっと安くなります。
安全面とお得度を考えるとキャッシング一択なのですが、実行している日本人は多くはありません。
キャッシングとは
キャッシングと言うのは借金のことです。
海外ATMから引き出されたお金はクレジットカード会社から借りたお金になり、後日きちんと返済しないといけません。
返済方法はリボ払いか一括払いか選ぶことができ、海外キャッシングの場合は当然ながら一括払いを選ぶようにしましょう。
利息は高く無いの?
借金をしたら利息を支払わないといけないから「両替所を利用するよりも損をしてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、支払う利息なんてたかが知れています。
クレジットカードのキャッシングにおける金利は利息制限法によって上限が決まっており、最大で年利20%となっています。
海外で10万円キャッシングした場合、もし上限金利の20%でしたら、一ヶ月後の一括返済時に1,666円の利息を支払うだけです。
実際には上限一杯の20%の金利を適用しているカード会社なんてありませんから、支払う利息はもっと少なくなります。
また、キャッシングでの借金は繰り上げ返済もでき、借りてすぐに返済すれば利息はほとんど掛かりません。
(遅くても2~3日でweb上の利用明細に載り、繰り上げ返済手続きができるようになります。)
(10万円を金利20%で3日借りた場合、支払う利息は166円です。)
ATM手数料
海外の空港や駅やショッピングモールなどにあるATMを利用して現金を引き出す訳ですが、その時にATMの手数料は掛かってしまいます。
日本でもコンビニなどのATMでお金を引き出せば手数料が掛かってしまう訳ですから、これは避けることができません。
しかし、キャッシングで掛かる手数料はたったの200円前後です。
利息と合わせても大した金額にはなりません。
※追記
成田国際空港の外貨両替所で日本円を渡航先の現地通貨に両替する場合、2.5%くらいの手数料が必要となり、10万円を両替した場合は2,500円の手数料が掛かってしまいます。
ブラックにならないの?
キャッシングが借金ならば、「ブラックリストに載ってしまうのでは?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、借金をしただけでクレヒスが悪くなることはありません。
借金を期限までに返済できなかった時にクレヒスが悪くなるのです。
海外ATMでキャッシングしても、きちんと返済していれば何も問題はない、ましてや「きちんと返してくれる人」と信用力は高くなって行きます。
ただしデメリットがひとつだけあって、将来ブラックカードやプラチナカードと言ったステイタスカードを持ちたいと思っている人がキャッシングをしてしまうと、インビテーションが来にくくなってしまう可能性があります。
海外キャッシングは評価基準として別だと思いますが、ステイタスカードを少額の借金をする人には持って欲しくないと発行元が考えてしまうかもしれません。
プリペイドカード
海外で現金を引き出すためのカードとしては、マネパカードなどのプリペイドカードの方が広告を積極的に出しているので、クレジットカードのキャッシングよりも知名度は高いかもしれません。
(海外旅行に行くなら海外ATMでキャッシングがお得!みたいな広告は見たこと無いと思います。)
・マネパカード
https://card.manepa.jp/
しかし、プリペイドカードにはメリットもあるのですが、デメリットもたくさん存在します。
メリット
プリペイドのカードの一番のメリットは誰でも審査に通ることです。
キャッシング枠付きのクレジットカードの与信審査はかなり厳しく、正社員として数年以上勤務している人以外はなかなか発券できませんが、事前チャージ式で借金をすることの無いプリペイドカードは余程のことが無い限り審査に通ります。
学生やフリーターやニートでも持つことが可能になります。
デメリット
メリットに比べるとデメリットの方が多くなります。
まずクレジットカードでのキャッシングに比べてATM手数料が高くなります。
キャッシングの場合は200円くらいで済むのですが、プリペイドカードの場合は各国によって異なり、例えばタイだと1回700円くらい掛かってしまいます。
またプリペイドカードやデビッドカードは保険が効きません。
プリペイドカードを紛失した、不正に使われてしまったりしてもクレジットカードの様に全額保証されたりしません。
また、ATMにカードが飲み込まれてしまって出てこなくなったりと言ったトラブル時の対処も非常にずさんです。
ステイタスカードが最強
年会費の高いステイタスカードを持つ理由など無い、年会無料のカードで十分と思っている人も多いでしょうが、何かあった時のコストを考えると非常に安かったりもします。
トラブルがあった時にカスタマーサポートに電話して初めて気がつく価値がたくさんあります。
海外に行く機会が多い人は年会費をケチらずに、最低でもゴールドカードを持つようにしましょう。
まとめ
手数料の問題よりも安全面の問題でステイタスカードのキャッシングを使うのが海外で現地通貨を調達するのに一番適した方法になります。
もしステイタスカードを持てないのであれば、将来持ちたいと思っているステイタスカードを発券しているカード会社の一般カードを持つようにしましょう。
キャッシング枠が付けられなかったり、クレジットカードの審査に通らないのであれば、最終手段としてプリペイドカードを持つのが良いと思います。
そもそも海外では現金ではなく、クレジットカード払いが主な決済方法だったりもするので、現金をたくさん持って行けば良いと言う考えはナンセンスと言うことを知って下さい。
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